方々とのやりとりで重用しているLINEが突然使えなくなってしまった。使っているiPhone8(なのかそのOSなのか)が、サポート終了となったそうである。自身の疎さゆえそんな状況をまったく知ることなく、引き継ぎのためのバックアップも取れないままだった。きっとこれまでのトーク履歴みたいなものも消えてしまうだろう(結局これは無事だった、よかった)。調べるとそもそももうiPhone8自体が、セキュリティ上の問題を抱えているようなことも出てくる。いつの間にそんなことになっていたのか……。
スマホやパソコンなどのいわゆるガジェットは、だんだんハードがソフトに追いつかなくなっていき、数年で使用不能になることがほとんど確定している。しかも高い。だから、「モノ」としてどうしても魅力を感じられないでいる。翻って、高価なものを買うときに必ず自問するのが「一生使えるかどうか」ということだ。実際に一生使えるものはごく限られているけれども、長い時間をかけて汚れが味になっていくようなもののほうが自分は好きだ。
本に対しても、同じような感覚がある。電子書籍は便利だと思うし、電子書籍にこそ適した本も数多くあると思うので、その存在意義を否定する意図は一切ないが、OSの更新、リーダーのサポート終了、デバイスを製造する会社の消滅といった外的要因でいつ読めなくなるかわからない不確定性を抱えている。もちろん商品なのでそうならないように細心の注意が払われているとは思うが、超長期的にはわからない。そうなると、本を手元に置き、読むという行為を他者にどうしても依存してしまうやるせなさがある。逆に、スタンドアローンな存在である「モノ」としての本なら、自分と本だけのもっと強固で親密な関係が生まれるはずだと思う。
ということでただの愚痴でしたが、連絡手段というインフラが押さえられてしまっている以上背に腹は代えられず、高いなーとかなんとかつぶやきながらしぶしぶ新しいスマホを購入した。買ったからには、いたわって末永く使っていきたいものである。
iPhone8
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